Quality 構造・品質

構造・品質

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毎日の暮らしを支える堅牢な構造、快適で安心な
暮らしを支えるこだわりの設計を実現しました。

Equipment Quality

Structure構造

  • コンクリートかぶり厚

    劣化しにくい構造躯体を実現するには鉄筋コンクリートの中性化対策が施されているかによります。中性化を防ぐひとつの策は鉄筋を覆っているコンクリートの厚さ(かぶり)を適切な厚さで確保することが効果的であるとされています。そこで、本物件では、コンクリートのかぶり厚を土に接しない部分は約30mm~約50mm以上、土に接する部分は約50mm~約70mm以上確保し、耐久性を保っています。

    コンクリートかぶり厚
  • 鉄筋

    鉄筋コンクリートに用いる鉄筋に、日本工業規格(JIS)に合格した鉄筋を使用しています。大きな力のかかる柱や大梁の主筋には、D16~D38の物を使用しています。

    ※Dとは鉄筋の太さを表します。

    鉄筋
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  • コンクリート強度
    (設計基準強度)

    本設計では、設計基準強度Fc=約33~48N/㎟としました。これは1㎡当たり約3,300~4,800トンもの重量を支えられることを示しています。

    ※杭・付属建物・レベルコンクリート・土間コンクリート・外構擁壁等を除く。
    ※コンクリートの構造設計の際に基準とするコンクリートの圧縮強度、コンクリート打設後、材齢28日経過(材齢28日)を標準としています。

    コンクリート強度(設計基準強度)
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  • 鉄筋コンクリート構造
    (RC構造)

    鉄筋コンクリート構造とは、鉄筋とコンクリートを用いた建築の工法です。英語のReinforced-Concrete(補強されたコンクリート)の頭文字からRC構造またはRC造といわれています。コンクリートの圧縮に強い性質と鉄筋の引張りに強い性質を組み合わせた構造です。

    鉄筋コンクリート構造(RC構造)
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  • コンクリート

    セメントに、水、砂利、砂を加えて混ぜ合わせることにより、化学反応(水和反応)を起こし、固体化させたもので圧縮に対する強度が非常に大きく、主に荷重を支える構造部材として多用されています。

    コンクリート
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    ■強度のあるコンクリートを採用

  • 配筋検査

    コンクリートを打ち込む前に、設計図に基づいて正しく鉄筋が配置されているかを建設施工の工程の一環として工事監理者によって検査しています。また、審査機関(特定工程)の検査を受けます。これらの配筋検査は強度や耐久性にかかわる重要な検査です。

    配筋検査
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  • 外壁(屋外側仕上)

    妻側の外壁のコンクリート厚(RC)は、約180mm以上、他外壁は約150mmを確保しました。
    ●外装塗材(吹付タイル等)
    コンクリートの仕上げに、樹脂系等の塗装素材を塗布する方法です。
    ●タイル
    粘土を主原料とし焼成した素材です。水分を吸収しにくいので、耐候性、耐久性、耐火性に富んでいます。汚れがつきにくく、メンテナンスが容易なのが魅力となります。

    外壁(屋外側仕上)
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  • 戸境壁

    集合住宅の住戸と住戸の間を区切っている壁を戸境壁といいます。耐火性能、遮音性能の基準が法令により定められています。各住戸(B1・B2タイプの間を除く一部住戸間の間仕切り壁)の戸境壁のコンクリート厚を約180mm確保しています。

    戸境壁
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  • 外壁(室内側仕上)

    外壁の室内側は外壁コンクリートに対し、断熱材を使用し、空気層を設け、プラスターボードにビニールクロスで仕上げています。

    構造スリット
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  • 二重床・二重天井

    「二重床&二重天井」は、直仕上げの床・天井に比べメンテナンス性が非常に良くなります。居室床には、振動を吸収するクッションゴムを支持脚に装備し、⊿LL(Ⅱ)-3等級相当(メーカー表示)の遮音性能を備えた二重床構造を採用しました。

    二重床・二重天井
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    ※遮音性能(⊿等級)は、JIS規格で定められた測定方法で測定した値であり、実際の住戸内での遮音性能を示すものではありません。
    ※スラブの工法・厚み・面積により実際の性能は異なる場合があり、性能を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。

  • 建物の防水・断熱性能

    外気に接する最上階の屋根部分にさまざまな工夫がなされています。一つ目はコンクリート躯体で勾配をとり、室内への雨漏りの原因となる水たまりができないように考慮し、アスファルトによる防水処理を行っています。二つ目は外断熱(一部内断熱)処理。これはコンクリートの外で断熱し、外気の寒暖を遮断することで冷暖房効果を高め、結露やひび割れの発生を軽減する効果があります。最下階のスラブ下にも、断熱材を施しました。断熱効果が向上し、結露防止に有効な他、冷暖房効果も高めます。

    建物の防水・断熱性能
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  • 構造スリット

    構造スリットとは、鉄筋コンクリート造の建築物全体の構造バランスを保つ目的、また、大きな地震が発生した際に建物の柱や梁のせん断破壊を防止する目的で、柱と壁、梁と壁などを切り離すために入れるものです。

    構造スリット
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  • 給水管には防錆対策

    住戸内の給水・給湯管には熱に強く、耐久性に優れた樹脂製のポリエチレン管を使用することで、錆の発生を防ぐことができるようになりました。また、共用の給水用配管については、耐久性、耐蝕性に優れた耐震型高性能ポリエチレン管を使用しています。

    給水管には防錆対策
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  • 給水・給湯配管
    (樹脂管先分岐工法)

    樹脂管先分岐工法は、継ぎ目が工場加工が主となり信頼性に優れ、漏水の防止に有効です。

    樹脂管の特長
    ● 衛生的で安心
    有害物質の溶出や、錆の発生などにより、水質に影響を及ぼすことのない衛生的なパイプです。
    ● 内面が滑らかで流れがスムーズ
    金属管に比べて内面が滑らかで、摩擦抵抗係数が少ないため、ごみなどが付着しにくく、経年変化による流量の低下がありません。
    ● 高い保温・保冷効果
    熱伝導率が小さいため、保温・保冷性に優れています。
    ● 優れた耐食性
    酸・アルカリなどに優れた耐薬品性を示します。
    ● 電気絶縁性が良好
    優れた電気絶縁性を有することから、金属管とは異なり電食の心配がありません。また、パイプを伝わって漏電を起こすこともありません。
    給水・給湯配管(樹脂管先分岐工法)
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  • 衛生的で効率の良い給水方式を採用

    ■直結増圧給水方式
    配水管からの水圧をポンプで増圧して給水する直結増圧給水方式。
    ■給水方法
    給水管からの水圧をポンプで増圧して給水する直結増圧給水方式は、同時使用時の水圧の変動が少なく、受水槽を設けないため小スペースに設置できます。また水を貯留しないので、つねに新しい水を供給できるため衛生的です。本物件では、住戸のどのフロアにもつねに安定した給水を確保するために、この直結増圧給水方式を採用しています。

    衛生的で効率の良い給水方式を採用
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  • ひび割れ防止対策

    コンクリートは、経年による乾燥の際に、ひび割れを生じる場合がありますので外壁の要所に目地を設け、発生するひび割れを誘発目地に集め、その他の場所でひび割れを生じにくくしています。(一部を除く)

    ひび割れ防止対策
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Disaster Prevention防災

  • 冷蔵庫のコンセントを床から
    約190cmの高さに設置

    冷蔵庫電源コードが、冷蔵庫の下敷きになって破損し、そこから火災が起きることがないように、冷蔵庫置場には床から約190cmの高さにコンセントを設置しています。

    冷蔵庫のコンセントを床から約190cmの高さに設置
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  • 連結送水管

    建物外の送水口と3階以上の階に設けられた放水口を配管で結んだ消防用の設備です。※3~15階に設置。
     2~10階に屋内消火栓設備。
     11~15階に共同住宅用スプリンクラー設備を設置。

    連結送水管
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  • 玄関ドアには対震枠を採用

    玄関には、枠とドアのクリアランスを通常より広く取った対震ドアを採用しました。これにより、地震で枠が変形しても、ドア本体への変形を防ぎ地震時でもドアを開閉できるよう配慮しています。

    玄関ドアには対震枠を採用
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  • 地震時のエレベーター管制運転

    地震の多いわが国ではマンションにもさまざまな対策が施されています。P波・S波センサー採用のエレベーター設置もその一つです。P波とは地震時に起こる初期微動のことで、S波とは本震のことです。そして、このエレベーターなら地震の初期微動を素早く感知し、大きな揺れ(本震)が来る前に最寄り階へ着床。扉が開き外に出られるシステムになっています。

    地震時のエレベーター管制運転
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    ※震源が近い場合はその限りでない場合があります。

  • 耐震構造

    柱や梁で架構を構成し、一部に耐震壁を設けることで、柱・梁・壁の強度と粘り強さを組み合わせ、地震に耐えるように工夫した耐震構造を採用しています。

    耐震構造
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